母のお友だち②

その他

以前、母のお友だちのTさんの事を書きました。

昨日(10/16)、母と一緒にTさんがいる特別養護老人ホーム(特養)に行ってきました。

Tさんが特養に入られて、かれこれ3年近くになるでしょうか。

コロナの時期だったので、ご家族の面会もままならなかったのですが、

現在は家族以外の面会も可能になったので、

母が重い腰をあげて面会に行くというので、私が車で送迎です。

母の自宅からTさんの特養までは、車で10分くらい。

売却してしまったTさんの元自宅からですと、車で5分くらい。

Tさんがお元気だったころは、ウォーキングで歩いていた地域だったようで、

遠く離れた特養という訳でなく、土地勘もあり恵まれていたのかもしれません。

30分の面会時間中、私はコーヒーをいただきながら、二人の隣に座っていました。

母もTさんも、いつも電話で1時間くらい話している仲ですが、

久しぶりに会って話すですと、調子が狂うわと笑い合ってました。

Tさん曰く、

健康が一番、

家族が二番、

お金は三番だけど、なくても何とかなるわよ…と。

Tさんはずっとお元気だったので、まさか自分が車イス生活になり、特養に入るようになるとは…と思ったそうです。

健康が一番と、Tさんは強くおっしゃってました。

そして二番目に大事といった、家族のことですが、

Tさんは、息子さんのお嫁さんと折り合いがずっと悪く、元気な時は良かったのかもしれませんが、

自由が利かなくなった今となっては、寂しい思いもされているのかもしれません。

お嫁さんとは今も疎遠らしいですが、お孫さんはTさんのことを大事にしてくれるようで、

ひ孫さんの写真を、うれしそうに見せてくれました。

ちなみにTさんには息子さんの他に、障害をお持ちの娘さんもいます。

あまり娘さんの印象がなかったのは、

Tさんがお元気だったころから、娘さんは障害者施設に入っていて、

私の母も、娘さんのお話を私にはしていませんでした。

いつかは親(Tさん)が先に亡くなり、残された娘さんが歳をとってから施設に入るよりも、

若いときから親元から離れて過ごすことに、慣れていた方がいいと考えてのことだったとか。

Tさんの旦那さんは20年以上前に亡くなっていますが、

娘さんが一人残されても、何とかなるようにとそれなりに残してくれていたそうです。

Tさんは車イス生活ですが、それ以外は認知症もなくしっかりされているので、

特養での生活は物足りないのだろうなと思いました。

ただ、話を聞いていると季節感のある食事、最近では栗おこわ、秋刀魚を食べて美味しかったとか。

私たちがいただいてたコーヒーも、施設内に喫茶コーナーがあり、マスターが注文を受けてから豆からひいて出してくれていたので、薫りがよく美味しかったです。

月に何度かくるお店の買い物では、洋服や生活雑貨、ちょっと食べれるおかずやお菓子を買うのが楽しみだとか。

ひな祭りや端午の節句、七夕祭り、夏祭り、クリスマスなどの季節の行事があり、

カラオケ大会や習字、折り紙で千羽鶴作りなど、日常的に色々とあるようです。

30分の面会時間はあっという間に過ぎ、最後はTさんと握手をして帰ってきました。

余談ですが、

夫のお義父さんも、8月から特養に入ってますが、自宅から車で2時間くらい。

昭和に建てられた建物は、見るからに建物も設備も古いようで、今回のTさんのいる特養とは大違いのようです。

夫は、お金さえあればもっと近くで、キレイな特養に入れてあげたかった…と言っていました。

お義父さんは少し認知症が入っているので、自分の状況が分からず、その点は救いになっているのかもしれません。

一時は介護状態のお義父さんを、お義母さんが自宅でみるといった老老介護で大変。どうしましょう、という時期があり、

今年の8月、特養に入れて良かったのですが、蓋を開けてみたら遠くて、古い建物や設備という現状。

お金はなくても確かに何とかなりましたが、ないよりは断然あった方がいい。

今回のTさんとお義父さんの特養の話を見聞きして思いました。

また機会を作って、母をTさんのところへ連れてきてあげようと思います。

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