コテツ

その他

最近、中学生になったコテツのことを書いてませんでした。

中学生になって、部活と塾があらたに加わり、

毎日が忙しくなりました。

ちなみにコテツの通う中学校は、3つの小学校から生徒さんが集まります。

コテツが通っていた幼稚園は大きい方だったので、

小学校は別々でも、中学校で再会ということも。

コテツの幼稚園時代、

親や祖父母など、慣れた人以外とはお話ができない子でした。

年中の個人面談のときに、

担任の先生から『コテツくん、お話ができないので…』みたいに言われた時はビックリ。

家では明るく、おしゃべりなのに…。

正確に言うと、幼稚園の先生や優しく声を掛けてくれるお子さんとは、

小さい声、ささやく声で話すくらい。

そんなコテツでした。

その後、保健所に相談に行ったり、療育センターに行ったり。

『場面かんもく症』と、思われると療育センターの先生の診断。

Wikipediaによると、

『家庭などでは話すことが出来るのに、社会不安のために、ある特定の場面・状況では話すことができなくなる疾患。幼児期に発症するケースが多い』

まさにコテツの症状!

小さい時から人見知りがあったり、

慣れたところ以外は、コテツは親から離れず、コテツの緊張感が伝わってくることも。

私自身が人見知りで、不安症な性格なので、

そういうことも、コテツに引き継いでしまうのか…。

そんなコテツが小学校に上がったら、大丈夫か?

クラスで浮いた存在にならないか?

からかわれないか?

いじめられないか?

心配は尽きません。

運良く、同じ幼稚園だった元気な女の子と同じクラスになり、

その女の子は、誰とでも仲が良くなるお子さんだったので、

学校でも放課後でも、コテツも一緒に遊んでいるうちに、

少しずつ、少しずつ自分を出すことが出来るようになっていきました。

小学校の低学年の頃は、学校に行きたくないという日々もありましたが、

高学年になるにつれ、そういったこともほとんどなくなり、今に至っています。

中学校の面談のときの話、

担任の先生から教えてもらいましたが、

クラスのみんなの前で発表する時間があったとき、コテツが幼稚園時代の話をしたそうです。

『僕は自分は幼稚園時代、恥ずかしくてお話ができませんでした。

 給食の時に、床にスプーンを落としてしまい、

 ○○君(幼稚園で同じクラスで中学でまた同じクラスになった)がひろってくれたけど、

 その時は恥ずかしくてお礼を言えなかったので、いま言わせて下さい。

 あの時はスプーンをひろってくれて、ありがとう』

もちろん、○○君はそんな出来事も、コテツが話せない子だったことも覚えていませんでした。

担任の先生が私に、そういう出来事をいま話せるようになったのですね、と。

私も、そういった事をクラスのみんなの前で話した、というのが驚きでしたが、

一連の話ができるくらい、いまは吹っ切れているのだなと、成長したコテツを感じました。

話が余談ですが、

コテツの通っていた幼稚園はプールがあり、一年中入れることが売りでしたが、

最後までプールが大嫌いのまま、泳げることもなく終わりました。

そして、小学校のプールは泳げる子と泳げない子の差が激しく、

泳げない子はお遊びタイムで過ごしていたので、コテツは泳げることなく終わり、

中学のプール、もちろん泳げずで、このままで終わるのかと思っていました。

先日、学校から帰ってくるなり、『今日、20メートル泳げた!』

クロールの泳ぎ方、何となくコツがつかめたようです。

家族でプールに行ったとき、夫がよく教えていましたが、いつもマイペースなコテツ。

マイペースですが、自ら切り開いていくコテツでした(⌒‐⌒)

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