父の一周忌

家のこと

3月19日、昨年4月に亡くなった父の一周忌で母と私、夫、息子2人の5人でお寺に行ってきました。

父は昭和40年代に地方から東京近郊に出てきて、こちらで結婚をしてこの土地に骨を埋めるということで、ご縁があって家から近くのお寺の檀家になりました。
一人娘の私はよく分からないまま、父、母と3人でお寺に行って、ご住職さんとお話。いわゆる面接を受けて、私がお墓を継いでいくということで合格(檀家になる)をもらったことを覚えています。

お墓を建てたかった父でしたが、お墓の建立、維持、墓じまいのことを考えると、境内にある永代供養墓の方がいいと母が強く押し父は永代供養墓へ。母もこちらでいいと生前予約をしてしまいました。

面接を受けた当時と時代は変わり、お墓は「○○家」ではなく、墓石には「縁」「和」など好きな言葉を入れて、私の両親や結婚して苗字の変わった私や夫なども一緒に入れると、昨年ご住職さんは説明してくださりました。

夫は次男、本来ならありがたいお話でも、夫の兄が未婚のため、夫は実家の墓を継いでいきたいと思っている様子。
私の母はさっさと決めていきたい性格で、お墓の使用権、返金がなくて構わないからどんどん返してしまいたいと日頃から私に話してますが、夫の実家のお墓、我々夫婦も入れるのか?私の息子が継いでいってくれるのか、何となく宙ぶらりんのまま、お寺にも事情を話し、お墓の使用権を今後どうするか保留にしてきました。

お墓事情に詳しくない私は「所有権」を購入したと思っていましたが、実際に購入しているのは、その区画にお墓を建ててよいという「使用権」であり、使わないから返しますといっても返金はありません。ご住職さんもそのことはよくお考えになってと、昨年は説明してくださいました。

父が購入した区画は角地で、ご住職さんのお話によりますと新たに区画を購入したい方は角地を希望している方が多いとのことでした。中間の区画ですと墓所を囲う石のデザインが見えなくなってしまうからということでした。

お墓の使用権のことは保留にしておいてくださいと先日お願いしたときに、ご住職さんから角地を欲しがる方が多いお話がでたので、昨年の時とは何となくニュアンスが違う感じがし、父が購入した区画を希望している方がいるのかなと思いました。

お墓のことは正直、まだまだ先と思っていましたが父が亡くなり急に身近になりました。父を永代供養墓にしてしまったことが良かったのかどうか。実家の事情、夫の実家の事情も絡み、子どもがお墓を継いでくれるかも含めて考えていかないといけないと思いました。

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