釧路のHさん

家のこと
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先日、お歳暮で牡蠣が送られてきました。

送り主は北海道釧路市にお住まいのHさん。

牡蠣は殻つきで立派です。

釧路の隣に厚岸町があり、厚岸は牡蠣の生産が盛んな土地。

子ども達は食べないというので、私と夫だけが贅沢に食します。

殻つきなのでフライパンで蒸しての調理。

身も大きく、プリプリ。塩気があり美味しいです。

お店で注文したら500円以上しそうな牡蠣を贅沢にいただきました(*^^*)

牡蠣の他に、アサリも1㎏入ってました。

こちらも粒が大きいです。

一度には食べきれないので、こちらは冷凍にしました。

釧路のHさんとは、どこで知り合ったのかといえば、

私が20代のころ、四国お遍路をしていたときです。

私は歩き遍路をしていましたが、

Hさんは、旦那さんやご兄弟さん達と5人でバスツアーのお遍路をしていました。

お宿の夕飯を食べている時、若い女性(私)が一人で歩き遍路だったので珍しいと思い声を掛けてきたようです。

その日はヒドイ雨の日で、私も、バスで回っているHさん達も靴の中はびしょ濡れ。

お宿にあった靴の乾燥機は順番待ちの状態でしたが、

Hさんは、私は歩き遍路で靴がびしょ濡れではかわいそうだからと乾燥機の順番を譲って下さいました。

お遍路ではお参りの際、自分の名前などを書いたお札を納めるのですが、お遍路さんの間でも自分の名刺代わりに交換をしていました。

そのHさんとも交換をして、お遍路が終わったら連絡してねと言って別れました。

お宿の名前は坂口屋さん。21番札所の太龍寺の近くで歩きはじめて数日くらい。

まだ先が長くて、本当に88ヶ所巡れるのかという感じではありました。

その後、私はお遍路を44日で終えてHさんにお手紙を送ったと思います。

そしてお返事があり、北海道に遊びにいらっしゃって下さいと。

そういったやりとりから初めて北海道の釧路へ。

まだ結婚していない夫と一緒にです。

Hさんは元小学校の先生、Hさんの旦那さんは元高校の先生でした。

北海道に旅行に来ている若い人がいると、お宿がないならおいでと声を掛けているそうです。

だから私にも四国で気さくに声を掛けてくれたのですね、と納得。

Hさんの旦那さんは幼少期に神奈川県の大山の麓で過ごしていたことがあるそうで、生まれは四国の方だとか。Hさんは小学校の先生の退職の記念に四国お遍路にいらっしゃっていたのだとか。

私は大山には何度も登ったことがある馴染みの山。

夫も私も山登りが好きだったので、その後は夏休み、冬休みと何度も遊びに行かせてもらい、

Hさんご夫婦と釧路湿原の散策、阿寒岳、旭岳などの登山をご一緒したり、Hさん宅にあったカヌーで阿寒湖、釧路川の支流の川など遊ばせていただきました。

コテツが小さいとき、Hさんの旦那さんのお墓参りも兼ねて遊びに行かせてもらったのが最後に、最近はうかがうことはなくなりました。

お中元とお歳暮の時期に釧路から送られてくる海産物のお礼の電話をして、Hさんとお話をするのが私にとって楽しい時間です。

ちなみにサスケから、Hさんとはいつも長電話をしていると言われてます。

そのHさん、最近は車をやめて家で過ごすことが多くなったのだとか。何となく会話のテンポがゆっくりになられたことも気になりました。

昭和13年生まれてと聞いてましたから80代半ば。

話もしっかりとして、いつもお元気と思っていましたが、何があってもおかしくない年齢になってきたのだなと実感しました。

そういう私も50代。世間一般的におばちゃん。うかうかとはしていられません。

送られてきた牡蠣をいただいて、Hさんとお話をして元気な気持ちになりました。Hさんとは25年のつき合いです。

今年は歯科で働いたり、図書館に転職をしたり、そして野球につきあったりと忙しく過ごしてきました。

来年も健康第一に、元気に過ごしていきたいと思います(*^^*)

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