先日のお墓の話題のつながりで、人のお墓の話です。
職場の方で、身内に不幸があり、お休みされていた方がいました。
先日、久しぶりに出勤され、お話をうかがっていると、
ご自分のお母様だったそうで、海に散骨されておしまいにされたそうです。
お葬式も、位牌も、戒名も、仏壇も、初七日もなく、もちろんお墓もなく。
一緒にお昼を食べていた同僚一同、ただただ驚いてました。
数年前になくなられたお父様が、
海に散骨してくれたら、他のことはしなくていいというお考えだったとか。
お墓まいりや、仏壇に手を合わすということをしなくていい、
心のなかで思ってくれればいいと。
今回亡くなられたお母様も、同じ考えだったそうです。
私の話になりますが…。
両親は同郷の人です。田舎からこちらに出て来て何十年。
知り合いの紹介で実家の近くにあるお寺の檀家となり、お墓の区画を購入しました。
1999年、私はまだ20代の時に両親と3人で、お寺の本堂で住職さんの面接があったので覚えています。
そして20年ほど時が過ぎて、21年春に父が亡くなりお墓の出番です。
残された家族が、お墓を維持していくのは大変だろからと、
母はお墓を建てることをやめ、永代供養のお墓を選び、
そして母自身も永代供養のお墓に入ると、生前予約をしてしまいました。
お葬式はもちろん、位牌も仏壇も、初七日も、一周忌もやり、
その後は毎年、お盆と年末の時期にはお布施を包み、
お墓の形は変わりましたが、従来通りの流れです。
母に永代供養のお墓にした方がいいと、強く勧めたのが母の妹、私にとって叔母です。
叔母は、50代の時に旦那さんに先立たれました。
先祖代々のお墓があるので、月命日には欠かさず墓参りをしているそうです。
叔母は長男の嫁。田舎のお寺の檀家です。
法要の時期がくると、○回忌という案内がお寺に張り出されるそうです。
法要が終わらないと、○回忌の紙がずっと貼られたまま。
あそこの家はまだ法要を終えていないと、公表され続けているようなものなので、
檀家の間では、体裁を考えて法要をしているようなものだと。
これが延々と続いて大変だ、とのことでした。
ちなみに父の3回忌は、母と私の2人でお墓まいりをして、
もうこれでいいよね、と簡単に済ませてしまったのとは大違いです。
職場の別の方の話、
やはりご実家はお寺の檀家で、
毎月、何かしらの供養があるようで、
毎月毎月、お布施をしているそうです。
檀家の数が少ないお寺ほど、懐事情は苦しいのかもしれませんね。
我が家は檀家といえどもうるさく言われず、いい方かもしれません。
先日の朝のニュースで、
いまは仏壇離れが進み、仏具屋さんも大変という話でした。
1950から1990年代に仏具として生産されたものの、
そのまま倉庫に残されていた仏具(金属工芸品)を、
植物を生ける器として、いま脚光を浴びているそうです。
『わびさびポット』というらしいです。
ちょうどお墓のこと、お寺のことを思っていた時の話題だったので、
思わずメモをとっていました。
こういった植物を飾れるような部屋にしてみたい…。
片付け、頑張ります(⌒‐⌒)
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