お墓②

家のこと

先日のお墓の話題のつながりで、人のお墓の話です。

職場の方で、身内に不幸があり、お休みされていた方がいました。

先日、久しぶりに出勤され、お話をうかがっていると、

ご自分のお母様だったそうで、海に散骨されておしまいにされたそうです。

お葬式も、位牌も、戒名も、仏壇も、初七日もなく、もちろんお墓もなく。

一緒にお昼を食べていた同僚一同、ただただ驚いてました。

数年前になくなられたお父様が、

海に散骨してくれたら、他のことはしなくていいというお考えだったとか。

お墓まいりや、仏壇に手を合わすということをしなくていい、

心のなかで思ってくれればいいと。

今回亡くなられたお母様も、同じ考えだったそうです。

私の話になりますが…。

両親は同郷の人です。田舎からこちらに出て来て何十年。

知り合いの紹介で実家の近くにあるお寺の檀家となり、お墓の区画を購入しました。

1999年、私はまだ20代の時に両親と3人で、お寺の本堂で住職さんの面接があったので覚えています。

そして20年ほど時が過ぎて、21年春に父が亡くなりお墓の出番です。

残された家族が、お墓を維持していくのは大変だろからと、

母はお墓を建てることをやめ、永代供養のお墓を選び、

そして母自身も永代供養のお墓に入ると、生前予約をしてしまいました。

お葬式はもちろん、位牌も仏壇も、初七日も、一周忌もやり、

その後は毎年、お盆と年末の時期にはお布施を包み、

お墓の形は変わりましたが、従来通りの流れです。

母に永代供養のお墓にした方がいいと、強く勧めたのが母の妹、私にとって叔母です。

叔母は、50代の時に旦那さんに先立たれました。

先祖代々のお墓があるので、月命日には欠かさず墓参りをしているそうです。

叔母は長男の嫁。田舎のお寺の檀家です。

法要の時期がくると、○回忌という案内がお寺に張り出されるそうです。

法要が終わらないと、○回忌の紙がずっと貼られたまま。

あそこの家はまだ法要を終えていないと、公表され続けているようなものなので、

檀家の間では、体裁を考えて法要をしているようなものだと。

これが延々と続いて大変だ、とのことでした。

ちなみに父の3回忌は、母と私の2人でお墓まいりをして、

もうこれでいいよね、と簡単に済ませてしまったのとは大違いです。

職場の別の方の話、

やはりご実家はお寺の檀家で、

毎月、何かしらの供養があるようで、

毎月毎月、お布施をしているそうです。

檀家の数が少ないお寺ほど、懐事情は苦しいのかもしれませんね。

我が家は檀家といえどもうるさく言われず、いい方かもしれません。

先日の朝のニュースで、

いまは仏壇離れが進み、仏具屋さんも大変という話でした。

1950から1990年代に仏具として生産されたものの、

そのまま倉庫に残されていた仏具(金属工芸品)を、

植物を生ける器として、いま脚光を浴びているそうです。

『わびさびポット』というらしいです。

ちょうどお墓のこと、お寺のことを思っていた時の話題だったので、

思わずメモをとっていました。

こういった植物を飾れるような部屋にしてみたい…。

片付け、頑張ります(⌒‐⌒)

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