サスケは、すっかりオオクワガタに魅了されています。
『木のうろ』を作ってあげたいと、張り切ります。
『木のうろ』とは何かと言うと、樹木にできる空洞でオオクワガタが身を潜めるところです。
木を探しにホームセンターに行きましたが、これといってありません。
木材のチップで固めたバイオ朽ち木を使ったら?と、
これは私の安易な案で、簡単に彫刻刀で彫れましたが、
このバイオ朽ち木の下に隠れることができて、一見よさそうに見えました。
ただ、しばらくすると土の水分からバイオ朽ち木が白くなり、カビが発生しました。
これじゃダメだね。
次に考えたのは100均で買った、昆虫ののぼり木。
我が家のカブトムシ達に買っていた、余っているのぼり木を使い、
彫刻刀で掘って掘って、ひたすら掘る…。
思っていたよりも硬い木で、手が痛いと難航してましたが、
何とか完成。
メスの方は、ゼリーを置く用に開けられた穴もあって通り抜けができます。
オスの方は、ピッタリサイズ。
これで十分と、私は思ってましたが、
サスケはまだ満足していませんでした。
より、本物に近いものを作りたいと。
以前、宮ヶ瀬ダムの方に遊びに行った時に流木を拾ってきたのですが、
そのまま家の庭に野ざらしにしていました。
この流木でうろを作りたい!とサスケ。
久しぶりにいじっていると、蟻が巣を作っていたようで何匹も出てきます。
バケツに水を張った中に流木を入れて、何日か様子を見ることに。
そして、私が仕事に行っている間、
せっせとサスケは作業を始めていました。
やはり硬い木だったので、彫刻刀で掘るには難航。
それでも諦めません。
自分の手で、手彫りでとこだわっていましたが、
彫刻刀の刃がダメになりそう。
ノミ道具があれば、作業が進みそうですが我が家にはありません。
最終的には夫が、家にある電動ドリルで少しだけ手伝ってあげて何とか完成。
流木が大きかったので、オオクワガタのオスは大きめの飼育ケースに引っ越し。
オオクワガタをうろのところに置くと、しばらく留まっていますが、
普段は木の下にいて、自らうろに入っている様子は見られまん。
それでも、満足げなサスケです。
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