サスケと昆虫

カブトムシ

サスケは今でこそ昆虫好きですが、小さい頃は虫のことがコワイ、キライで、飛んでいる蝶でさえ怖がっていました。幼稚園に入ると虫好きのお友だちの影響で、幼稚園内で見つけたバッタ、カマキリ、テントウムシ、蝶などの虫をとっては、各教室にある飼育ケースに入れて育てていたようです。カマキリがいる飼育ケースにバッタや蝶だなんて、食う、食われるの世界でかわいそうな気もしますが、サスケはすっかり虫とり小僧になっていきました。

そして夏のシーズンはカブトムシ、クワガタとりを無類に楽しみにしているサスケ。ありがたいことに近所の公園や緑地で、1シーズンにクワガタやカブトムシを何かしら捕ることができます。一昨年にとったカブトムシのオス、メスのペアから卵が10個ほど産み落とされ、幼虫が2匹かえって、そのうちの1匹が大きく育ち、昨年6月にはメスのカブトムシが土から出て歩き回っていた様子を見て、サスケも私も大喜びでした。

さらに昨年のカブトムシのペアからも卵が10個ほど産み落とされ、やはり1匹だけ幼虫が育っています。最後に確認したのは2月。小判型の平たい塊、カブトムシのフンが多かったので土を入れ替えました。もう一回土の交換をすれば良かったかもしれませんが、この時期に土を掘り返すなどすると、サナギになる準備段階であった場合は致命的になるようなので、今はそっと見守って成虫になるのを待っています。

先月、子ども会の会計さんと、近所の野外センターに子ども会のポスターを貼っていただけないかとお願いしに行き、その時に『春からカブトムシ博士』というイベントがあることを知りました。幼虫をみつけて持ち帰って育てるといった講座で、10組募集のところそれ以上になると抽選。サスケに話すと、もちろん行きたい!さっそくネットで申し込み、ドキドキしながらサスケと私は結果を待っていました。

結果は当選。ヤッタ~!!開催日の1週間前から体温を測定し、体調の変化も記録した紙を当日に提出します。サスケは風邪をひかいないように体調には気をつけて、ドキドキするな~、うれしいな~と心待ちにして当日をむかえました。

最初は室内で講義を軽く受けました。講師は若い男性の職員さんとサポートに女性の職員さん。「カブトムシを飼ったことがある人は?」「は~い」とほとんどの親子。「カブトムシの幼虫を飼ったことがある人は?」これにも「は~い」と7割くらい。ここに集まっている親子はカブトムシ経験者達ばかりでした。クイズも全問正解。カブトムシの幼虫のオスとメスの違いも教わり、屋外の幼虫がいるエリアへ。

センター内の雑木林で落ち葉を集めているエリアにカブトムシが産卵し、幼虫が育っているらしく、そこを掘るという説明。子ども達はいまかいまかと掘りたくて、前のめりになっていました。「大勢で一度に入ると危ないので、誕生月が4、5、6月の人は何人いるかな?」と職員さん。サスケは4月生まれなので第1グループで最初にエリアに入ることができました。

幼虫のいるエリアはふかふかの落ち葉が積み重なっていました。落ち葉をどけて黒土をほっていくと白い姿が。「幼虫がいた!!」あちらこちらで歓喜の声が上がってました。サスケも「ここにもいる、こっちにもいる」と大興奮。幼虫を1人2匹持ち帰れるのですが、とりあえず5匹つかまえて、オス、メスを選別して持ち帰る幼虫を決めるという流れ。

サスケはせっかちというか、何でも1番が好きなので、職員さんのところに一番手で行って一緒にオス、メスを見てもらいました。幼虫の腹を見て「V字」が見える個体はオス。見えない個体はメス。私は細かいものが見えづらくてサッパリ。。。

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